目次
はじめに
大学や専門学校の学費と生活費をどうやって準備するかは、多くの学生やその家族にとって大事な問題ですよね。今回は、一人暮らしと実家暮らし、私立大学、公立大学、短大、専門学校の組み合わせで学費と生活費、家賃の4年間の合計をシミュレーションしました。さらに、奨学金を利用して教育資金を運用した場合、どれくらい得をするかを比較し、卒業後の奨学金返済についてもいろいろなシナリオで検討してみました。
ビーログ管理人（パパ）教育資金を運用して、将来に備えるのも一つの方法だよね。奨学金を賢く使えば、もっと資産を増やせるかもしれない！
妻（ママ）そうね。私たちも計画的に運用すれば、子供たちの教育資金をもっと効果的に使えるかもしれないわ。
娘私の将来のために、パパとママがそんなに考えてくれてるなんて嬉しい！頑張って勉強するね！
学費と生活費のシミュレーション
前提条件
- 一人暮らしの家賃: 月額60,000円（東京近郊を想定）
- 実家暮らしの家賃: 0円
- 私立大学の学費: 年間1,200,000円
- 公立大学の学費: 年間600,000円
- 短大の学費: 年間800,000円
- 専門学校の学費: 年間1,000,000円
- 生活費: 月額80,000円（一人暮らし）、月額40,000円（実家暮らし）
各ケースごとの4年間の合計費用
スクロールできます
| ケース | 学費 (円) | 生活費 (円) | 家賃 (円) | 合計 (円) |
|---|---|---|---|---|
| 一人暮らし＋私立大学 | 4,800,000 | 3,840,000 | 2,880,000 | 11,520,000 |
| 一人暮らし＋公立大学 | 2,400,000 | 3,840,000 | 2,880,000 | 9,120,000 |
| 一人暮らし＋短大 | 1,600,000 | 1,920,000 | 1,440,000 | 4,960,000 |
| 一人暮らし＋専門学校 | 2,000,000 | 1,920,000 | 1,440,000 | 5,360,000 |
| 実家暮らし＋私立大学 | 4,800,000 | 1,920,000 | 0 | 6,720,000 |
| 実家暮らし＋公立大学 | 2,400,000 | 1,920,000 | 0 | 4,320,000 |
| 実家暮らし＋短大 | 1,600,000 | 960,000 | 0 | 2,560,000 |
| 実家暮らし＋専門学校 | 2,000,000 | 960,000 | 0 | 2,960,000 |
教育資金の運用と奨学金の利用
本来の教育資金を運用し、代わりに奨学金を利用することで、どれくらい資産が増えるかを見てみましょう。ここでは、4年間の教育資金を年利5%で運用し、複利で計算します。
前提条件
- 年利5%で運用
- 4年間の運用期間
- 合計費用を4年間で運用
運用結果の詳細
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| ケース | 運用前の合計費用 (円) | 4年後 | 10年後 | 15年後 | 20年後 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一人暮らし＋私立大学 | 11,520,000 | 14,002,632 (+2,482,632) | 18,764,866 (+7,244,866) | 23,949,253 (+12,429,253) | 30,565,990 (+19,045,990) |
| 一人暮らし＋公立大学 | 9,120,000 | 11,085,417 (+1,965,417) | 14,855,519 (+5,735,519) | 18,959,825 (+9,839,825) | 22,198,075 (+13,078,075) |
| 一人暮らし＋短大 | 4,960,000 | 6,028,911 (+1,068,911) | 8,079,317 (+3,119,317) | 10,311,484 (+5,351,484) | 13,160,357 (+8,200,357) |
| 一人暮らし＋専門学校 | 5,360,000 | 6,515,113.5 (+1,155,113.5) | 8,730,875 (+3,370,875) | 11,143,055 (+5,783,055) | 14,221,676 (+8,861,676) |
| 実家暮らし＋私立大学 | 6,720,000 | 8,168,202 (+1,448,202) | 10,946,172 (+4,226,172) | 13,970,397 (+7,250,397) | 17,830,161 (+11,110,161) |
| 実家暮らし＋公立大学 | 4,320,000 | 5,250,987 (+930,987) | 7,036,825 (+2,716,825) | 8,980,970 (+4,660,970) | 11,462,246 (+7,142,246) |
| 実家暮らし＋短大 | 2,560,000 | 3,111,696 (+551,696) | 4,169,970 (+1,609,970) | 5,322,056 (+2,762,056) | 6,792,442 (+4,232,442) |
| 実家暮らし＋専門学校 | 2,960,000 | 3,597,898.5 (+637,898.5) | 4,821,528 (+1,861,528) | 6,153,627 (+3,193,627) | 7,853,761 (+4,893,761) |
まとめ
教育資金を運用し、奨学金を利用することで将来の資産を大きく増やすことが可能です。以下のポイントを考慮してください。
- 4年後:
- 奨学金を利用して4年間運用すると、元本に対して約1.27倍の資産を得ることができます。
- 10年後:
- 10年間運用すると、元本に対して約1.63倍の資産を得ることができます。
- 15年後:
- 15年間運用すると、元本に対して約2.08倍の資産を得ることができます。
- 20年後:
- 20年間運用すると、元本に対して約2.65倍の資産を得ることができます。
注意点
- 投資リスク: 投資にはリスクが伴います。必ずしも予測通りのリターンが得られるわけではありません。運用する際には分散投資やリスク管理が重要です。
- 奨学金の返済: 奨学金は借金であるため、卒業後の返済計画をしっかり立てる必要があります。返済が困難になると、将来の経済状況に悪影響を与える可能性があります。
- ライフイベント: 教育期間中や卒業後に予期せぬライフイベント（結婚、出産、病気など）が発生することも考慮し、余裕のある資金計画を立てましょう。
- インフレ: 長期間にわたる運用では、インフレーションの影響を受けることがあります。インフレ率に対して実質的なリターンを確保するための戦略が必要です
奨学金を活用し、教育資金を賢く運用することで、将来の経済的な安定を図ることができます。
ぜひ、投資家の視点を持って賢い選択をしましょう。
