暮らす 2025-12-15

ルンバが破産!?ECOVACS Deebotを選んだ私の選択は間違っていなかった件

「いつかはルンバ」 そう憧れていた時期が私にもありました。でも、現実は厳しかった。

性能が良いのはわかるけれど、どうしても価格が高すぎて手が出ない。 そんな私が泣く泣く(?)選んだのが、ECOVACS(エコバックス)のDeebotでした。

ところが、2025年12月14日。衝撃的なニュースが飛び込んできました。 「ルンバのiRobot、連邦破産法11条を申請」

まさかあのルンバが…と驚きを隠せません。 今回は、なぜ私が当時ルンバではなくECOVACSを選んだのか、その理由と両者の比較、そして今回のニュースについてまとめます。

リビングで稼働するロボット掃除機のイメージ

衝撃のニュース:iRobotが経営破綻

まずはニュースの整理から。 報道によると、ルンバの製造元である米iRobot社は、2025年12月14日に連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請しました。

なぜ破産したの?

主な原因は以下のようです。

  • Amazonによる買収の失敗: 2024年初頭に予定されていたAmazonによる大型買収が破談になったことが決定打に。
  • 競争の激化: 低価格で高性能な中国メーカー(ECOVACSやRoborockなど)の台頭。
  • コスト増: 製造コストの上昇や関税の影響。

今後は中国のロボット企業「Shenzhen PICEA Robotics」などの支援を受けて経営再建を目指すとのこと。 ユーザーとしては「今後のサポートはどうなるの?」と不安になりますが、とりあえず事業や製品サポートは継続されるようです。

iRobot 公式サイト(日本)

私がECOVACS Deebotを選んだ理由

当時、私がロボット掃除機を検討していたとき、もちろん第一候補はルンバでした。 「ロボット掃除機=ルンバ」というブランド力は圧倒的でしたから。

しかし、スペックと価格を並べて比較したとき、ある事実に気づいてしまったのです。

「ECOVACS、ルンバの半額でそれ以上の機能ついてない…?」

徹底比較:ECOVACS vs ルンバ(個人的見解)

私が購入時に比較したポイントをざっくり表にしてみました。 (※当時のミドル〜ハイエンドモデルでの比較イメージです)

比較項目 ルンバ(iRobot) Deebot(ECOVACS)
価格 高い(10万円〜20万円コース) 高コスパ(同性能ならルンバの半額〜7割)
水拭き機能 上位機種のみ搭載(当時は弱かった) 標準搭載が多く、回転モップなど強力
マッピング カメラ重視(PrecisionVision) LiDAR(レーザー)重視で爆速作成
ステーション ゴミ収集は優秀だが、モップ洗浄は後発 全自動(ゴミ収集+モップ洗浄・乾燥)が早い段階で普及
ブランド 安心感・知名度No.1 中国メーカー(少し不安あり?)

決め手は「全自動ステーション」と「水拭き」のコスパ

特にロボット掃除機に求めていたのは「床掃除からの完全な解放」でした。 ゴミを吸うだけじゃなく、水拭きもしてほしい。そして、そのモップを自分で洗うのは嫌だ。

この要望を叶える「全自動ステーション(ゴミ収集+モップ洗浄+乾燥)」付きのモデルを探すと、 ルンバの最上位機種はとんでもない値段でしたが、ECOVACSなら手が届く価格だったのです。

「ルンバは高嶺の花、Deebotは庶民の味方」 そんな印象を持ち、私はECOVACSをお迎えしました。

実際にECOVACSを使ってみて

結果として、この選択は大正解でした。

  • マッピングが正確: レーザーセンサーのおかげか、部屋の間取りを正確かつ高速に把握してくれます。
  • 水拭きが気持ちいい: フローリングがサラサラになります。
  • アプリも普通に便利: エリア指定やスケジュール設定など、必要な機能は十分でした。

「ルンバじゃなきゃダメだ」というシーンは、私の生活環境(フローリングメイン、ペットなし)では正直ありませんでした。

まとめ:高機能・低価格の波には逆らえなかった?

今回のiRobotのニュースは残念ですが、消費者として「良いものを安く買いたい」と思うのは自然なこと。 ECOVACSやRoborockなどのメーカーが、圧倒的なスピードで「高機能・低価格」な製品を出し続けた結果が、今の市場シェアに繋がっているのだと実感します。

これからロボット掃除機を買う人へのアドバイスとしては:

  1. ブランド名だけで選ばない: 必要な機能(特に水拭きや自動メンテ)で比較する。
  2. コスパ重視ならECOVACSは優秀: サポート体制も日本法人があるので比較的安心。
  3. ルンバファンは今が買い時かも?: 再建に向けてセール等があるかもしれませんし、ブランドへの愛着があるなら応援するのもありです。

最後に、私がDeebotを選んだことは、「賢い節約」だったと改めて自信を持ちました。 iRobotも素晴らしい技術を持った会社なので、なんとか復活してほしいですね。


詳細情報:ECOVACS(エコバックス)について

もしECOVACSに興味を持った方向けに、基本的な情報をまとめておきます。

  • メーカー名: ECOVACS ROBOTICS(エコバックスロボティクス)
  • 本社: 中国(日本支社:エコバックスジャパン株式会社)
  • 主な製品シリーズ:
    • DEEBOT Xシリーズ: 最先端技術を搭載したフラッグシップ。全自動クリーニングステーション搭載。
    • DEEBOT Tシリーズ: 高性能とコスパのバランスが良い売れ筋モデル。
    • DEEBOT Nシリーズ: 基本機能を抑えたエントリー〜ミドルクラス。初めての方におすすめ。
  • サポート: 日本国内にコールセンターあり。修理受付対応。
  • 公式サイト: ECOVACS Japan 公式サイト

※記事内の情報は2025年12月時点のものです。最新の製品仕様やキャンペーン情報は公式サイトをご確認ください。