「おにぎり食べたい!」 子供にそう言われても、忙しい朝や疲れた夜には、一個一個丁寧に握るのすら億劫なとき、ありますよね。
手は熱いし汚れるし、握ったそばから崩れたり…。
そんな悩みを一発で解決する方法を見つけました。それが、フライパンで一気に作る「巨大焼きおにぎり」です。
巷では「焼きおにぎらず」とも呼ばれているこの方法。実際に作ってみたら、簡単すぎて感動したのでシェアします。

なぜ「巨大焼きおにぎり」なのか?
ただの焼きおにぎりではありません。フライパンのサイズそのままの大きさで焼いて、あとから切り分けるスタイルです。
これの何が良いって、メリットだらけなんです。
- 握らなくていい: 手が汚れないし、やけどの心配もなし。
- 一気に作れる: 家族全員分を一度に焼けるので超時短。
- カリカリ部分が多い: 全面が香ばしく焼けるので、どこを食べても美味しい。
- 残りご飯の救済: 前日の冷やご飯でも美味しく復活します。
材料(26cmフライパン 1枚分)
家にあるものだけで作れます。
- ご飯: お茶碗3~4杯分(約500g~600g)
- ※冷やご飯の場合はレンジで温めておくと混ぜやすいです。
- ごま油: 大さじ1(焼く用)+小さじ1(混ぜ込み用)
【味付けの黄金比】
- 醤油: 大さじ2
- みりん: 大さじ1
- 和風だしの素: 小さじ1
- かつお節: 1パック(小袋)
- いりごま: 大さじ1
- 片栗粉: 大さじ1
- 重要!: 片栗粉がつなぎになって、ひっくり返す時に崩れにくくなります。

作り方:混ぜて、平らにして、焼くだけ
1. ご飯に調味料を混ぜる
ボウルにご飯とすべての調味料(焼く用のごま油以外)を入れて、切るように均一に混ぜます。 ここでムラがあると味が偏るので、しっかり混ぜ合わせましょう。


2. フライパンに敷き詰める
フライパンにごま油(大さじ1)を引き、混ぜたご飯を入れます。 ヘラやラップを使って、上からギュッギュッと強く押し付けながら平らに広げます。

ポイント: ここでしっかり押し付けておかないと、ひっくり返す時に崩壊します。「親の仇!」と思うくらい押し固めてください。

3. 片面をじっくり焼く
中火にかけます。醤油が入っているので焦げやすいです。火加減には注意してください。 ジューッという音がして、香ばしい香りが漂ってくるまで、触らずに3~4分ほど待ちます。
フライパンを揺すってみて、ご飯全体がスルッと動けば片面焼き完了のサインです。

4. 緊張の「ひっくり返し」タイム(コツあり!)
ここが最大の難関です。 フライパン返しだけでひっくり返そうとすると、重みで割れてしまうことがあります。
【失敗しないひっくり返し方】
- フライパンより一回り大きい平らなお皿を用意します。
- フライパンにお皿をかぶせます。
- 「せーの!」でフライパンごとひっくり返し、お皿にご飯を乗せます。
- お皿から滑らせるようにして、フライパンに戻します。
これなら絶対失敗しません!

5. 裏面も焼いて完成
裏面も同様に3分ほどこんがり焼きます。 両面がカリッカリになったら完成です!

まな板に移し、ピザカッターや包丁でケーキのように切り分けます。

失敗しないための注意点
作ってみて気づいた注意点をまとめました。
- 崩れる原因No.1は「押し固め不足」:
- 遠慮はいりません。フライパンの上でこれでもかというほど押し固めてください。
- つなぎの片栗粉を忘れないようにしましょう。
- 火加減は強すぎないように:
- 醤油ご飯は本当に焦げやすいです。強火だと中は冷たいのに外は黒焦げ…なんてことになりかねません。中火~弱火でじっくりが鉄則です。
- 子供用にはチーズ入りもおすすめ:
- 材料にプロセスチーズやピザ用チーズを混ぜ込むと、コクが出てさらに子供受けが良くなります。チーズが溶けて接着剤代わりにもなるので一石二鳥です。
まとめ:休日のランチはこれで決まり
外はカリッカリ、中はふっくらモチモチ。 香ばしい醤油とごま油の香りが食欲をそそります。
子供たちも「ピザみたい!」と大喜びで食べてくれました。 余ったらラップに包んで冷凍保存も可能です。
忙しいけど美味しいものが食べたい時、ぜひ試してみてください。
詳細情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調理時間 | 約15分 |
| 費用目安 | 約100円(ご飯含まず) |
| カロリー | 普通のおにぎりと同じ(油分プラス) |
| おすすめ器具 | 20cm~26cmのフライパン(テフロン加工推奨) |
| 保存方法 | 小分けにして冷凍可(食べる時はレンジ加熱) |
| 相性の良いトッピング | 明太子マヨ、スライスチーズ、大葉 |